いまさらだが バベル
2010.09.03 Friday
公開当時、いい評判があんまりなくて、躊躇してたら公開は終わってしまって、レンタルとかはそもそもしないので、今頃になってスカパーで 『バベル』 を見た。
まずびっくりは ブラッド・ピットの老けっぷりデブっぷり、、、
ケイト・ブランシェットの「私が白人女優よ!」的美しさ。
にしても、この映画が日本で評判悪かったのは何か。
聾の方たちへの誤解をまねく、という表現を当時見た気がするが、他にも
「普段から聾になりきって役どころをものにし、アカデミー賞ノミネートにまで、、、」みたいな、菊地凛子のサクセスストーリーがマスコミから流れたことは、それは障がいある方からすれば気分いいことではないのは確かでしょう。
評判悪かった理由はそれだけかな、、、、
それはともかく、
この映画、、、、かなしい、つらい、、、共感もできない。
この共感できない件は重要なポイントなのだが、、、最初この監督がどうしたいのかがわからず胸がつかえるような感覚で見た。
ところが3ヶ所のゴタゴタのあげく、
国境警察の尋問のシーンでの 「あなたには関係ない」 という警官の一言で、
ああ、そうか、とやっと気づいたのだった。この世界はバベルの塔の中なのだ、と気づいたのだった。
それは人間が作り、いい気になり、神から怒りを買い、
お互いを共有できないように異なる言語を与えられてしまう、あのバベルの塔の話を思い出したのだった。そうかタイトルはまさに解釈を促していたのか。
印象深かったのは、ヘリに妻を乗せたあと、ブラピ演じるリチャードが、ひたむきともいえる気遣いと援助をしてくれたモロッコ人ガイドに金を渡そうとするところ。
これはけして 白人であるブラピが モロッコ人のガイドに チップ的感覚で渡そうとしただけではない、ということ。そしてそのときのモロッコ人のガイドもいいのだ。そのあとのブラピの表情もいいのだ。
この二人の男の一瞬のやり取りが、この映画で最初の、理解しあえないはずの者同士がバベルから地上に降りた瞬間だ。
そしてもうひとつはあまり好きではないが、ラストシーンだ。(このために、役として耳が聞こえない、というのは必要だったわけだ、どうあれ) 好きでない理由は役所広司だからさ。
その風景をカメラが引いていくとそこがバベルの塔だったりする。日本をこのように扱ったことでアメリカ万歳に終わらせない工夫があったのかもしれない。
この映画を見ての反省は、日本って自分たちの環境とかけ離れた事象に対しての理解力が恐ろしく欠如しちゃってるんじゃないかってこと。
自分の知らないこと(それは文明の進化が理由だったりもする)に対しての想像力が退化しちゃってるんじゃないかってこと。
そしてこの映画の評価が分かれたうちの半分は日本のそのウィークポイントをついたせいじゃないかってこと。
オーーー偉そうな感想文でしたね!ははは、今さらだけどバベルけっこうよかったよ。
ブリューゲルのバベルの塔とその話を知ってるほうがよいな。あ、それだね、、、理由は。
まずびっくりは ブラッド・ピットの老けっぷりデブっぷり、、、
ケイト・ブランシェットの「私が白人女優よ!」的美しさ。
にしても、この映画が日本で評判悪かったのは何か。
聾の方たちへの誤解をまねく、という表現を当時見た気がするが、他にも
「普段から聾になりきって役どころをものにし、アカデミー賞ノミネートにまで、、、」みたいな、菊地凛子のサクセスストーリーがマスコミから流れたことは、それは障がいある方からすれば気分いいことではないのは確かでしょう。
評判悪かった理由はそれだけかな、、、、
それはともかく、
この映画、、、、かなしい、つらい、、、共感もできない。
この共感できない件は重要なポイントなのだが、、、最初この監督がどうしたいのかがわからず胸がつかえるような感覚で見た。
ところが3ヶ所のゴタゴタのあげく、
国境警察の尋問のシーンでの 「あなたには関係ない」 という警官の一言で、
ああ、そうか、とやっと気づいたのだった。この世界はバベルの塔の中なのだ、と気づいたのだった。
それは人間が作り、いい気になり、神から怒りを買い、
お互いを共有できないように異なる言語を与えられてしまう、あのバベルの塔の話を思い出したのだった。そうかタイトルはまさに解釈を促していたのか。
印象深かったのは、ヘリに妻を乗せたあと、ブラピ演じるリチャードが、ひたむきともいえる気遣いと援助をしてくれたモロッコ人ガイドに金を渡そうとするところ。
これはけして 白人であるブラピが モロッコ人のガイドに チップ的感覚で渡そうとしただけではない、ということ。そしてそのときのモロッコ人のガイドもいいのだ。そのあとのブラピの表情もいいのだ。
この二人の男の一瞬のやり取りが、この映画で最初の、理解しあえないはずの者同士がバベルから地上に降りた瞬間だ。
そしてもうひとつはあまり好きではないが、ラストシーンだ。(このために、役として耳が聞こえない、というのは必要だったわけだ、どうあれ) 好きでない理由は役所広司だからさ。
その風景をカメラが引いていくとそこがバベルの塔だったりする。日本をこのように扱ったことでアメリカ万歳に終わらせない工夫があったのかもしれない。
この映画を見ての反省は、日本って自分たちの環境とかけ離れた事象に対しての理解力が恐ろしく欠如しちゃってるんじゃないかってこと。
自分の知らないこと(それは文明の進化が理由だったりもする)に対しての想像力が退化しちゃってるんじゃないかってこと。
そしてこの映画の評価が分かれたうちの半分は日本のそのウィークポイントをついたせいじゃないかってこと。
オーーー偉そうな感想文でしたね!ははは、今さらだけどバベルけっこうよかったよ。
ブリューゲルのバベルの塔とその話を知ってるほうがよいな。あ、それだね、、、理由は。

















